【ショッキングな時の対処法】 〜マインドフルネスで立ち直る〜

不本意なトラブルや不慮の出来事、突然のサヨナラや恩を仇で返されたり、信頼していた人に裏切られたと感じたり......
などといった思いもよらないショッキングなことが起きた瞬間、とてもポジティブな気持ちになんてなれないと思います。

元気を出してとか頑張ってなどという励ましの言葉にも、こんな状況でどうやって元気で頑張れっていうんだと反発したくなる気持ちが出てきますね。

 

そんな時は、自分が落ち着けるスペースで、傷ついたハート（心臓のあたり）に両手を優しくあてて、深〜い呼吸をしながら自分の手のぬくもりをじっくり感じてみましょう。

涙があふれてきたら、そのまま自然に流れることを許可してあげましょうね。泣きたいのに我慢していると、ストレスになってしまいますから。

 

どんな自分の気持ちも大切に。辛い、悲しい、悔しい、不安、怒りといったネガティブな気持ちもありのまま受け入れてあげましょうね。自身に贈る優しく深い呼吸が、心の痛みも和らげてくれますよ。

時には受け入れ難い事実だったり、受け入れるのが辛過ぎてたまらないという時は、無理に受け入れることはないです。いつか受容できる時がくると思いますから。

 

ポジティブに過ごした方が、心は楽だと頭では分かっていても、そうできない時があってもいいんです。前向きになれない自分を、責めないであげて下さいね。マインドフルな呼吸や内観を日々続けるうちに、ネガティブを中立に、フラットからポジティブへと変換してくれます。

 

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」とは、カナダの精神科医エリック・バーンの名言です。

相手を変えようとコントロールすればするほど、自分の心が苦しくなってしまいます。相手も苦しめることになります。

 

今この瞬間の前はみんな過去です。過去を悔やんで、考え抜いても分からないことは、とりあえず保留しておいて、目前の他の課題に取り組むことです。

今わかることに注力することで、流れに乗っていけます。大いなる流れの中にいることを確信して、安心しながらできることに取り組むといいと思います。

そうしているうちにグッドタイミングで、自分が知りたかった答えが分かる出来事が起きたりします。

 

人生で起こる全てのことに意味があるとよく言われる通り、他人も過去も自分の意味づけ、捉え方次第では変わるのです。その秘訣は感謝の心です。

ありがとうと言う気持ちが、あらゆる出来事を、人生を肯定する原動力になります。

 

感謝の心で、価値を創造していく人生を、これからも共々に。