酸いも甘いも

移住した長野県飯田市では

市田柿という干し柿が特産の一つです。

至るところで柿がたくさんぶら下げられています。

たわわな干し柿を剥いた皮が

畑に天然の肥料として撒いてあるのも

南信州の風物詩だと感じます。

天然のゼリーのような

グミみたいな美味しさは

渋柿からできると聞いて

驚きを隠せまんせでした。

生のまま食べると

すぐに歯磨きをしたくなるような

なんともいえない食感です。

私たち人間も熟成を経て

酸いも甘いもかみ分けた時

人生の奥深さやありがたさに

しみじみと感嘆するのでしょう。