誰かを叱っても、問題となっている状況は根本的に改善されないままと言うことも多々あることでしょう。

 

アメリカの心理学者で、行動分析学の創始者であるバラス・フレデリック・スキナーの動物実験で、叱るよりも褒めた方が、好ましい習性が早期に身に付きやすく、長続きもすると言うことが明らかになっています。

これは人間にも当てはまると言うことが、その後の研究でわかっています。「褒めて伸ばす」と言う言葉がよく聞かれる時代ですが、科学的根拠があったのです。

 

批判というボールを自分が投げたら、返ってくるボールも批判になります。誰かを批判すれば、相手は自己弁護のために、逆にこちらを批判してくるでしょう。

お互いに自尊心を失って、モチベーションが下がり、怒りや恨む気持ちが生まれてきてしまうこともあります。

 

とは言えど立場上、誰かを教育したり指導したりする場面もあることでしょう。自他共に成長できる叱り方についてまとめた【互いに成長する”叱り方”】もよろしければ併せてご覧くださいませ。

【互いに成長する"叱り方"】

 "叱る"と"怒る“の違い 叱るは、理性的に相手の成長を促すことです。改善や成長に導き、教育や指導的な目的があります。 "怒る"は、感情的に相手にぶつかることです。自分…

相手を責めるのではなく、理解しようとする姿勢が大切です。相手がどうしてそのようにしたのか、あるいはしなかったのかなど具体的な状況を分かろうと心がけることです。慈しみの心で共感が広がる対話ができますように。

投稿者プロフィール

渡辺 恭代
渡辺 恭代くれたけ心理相談室【南信州支部飯田ルーム】心理カウンセラー・メンタルヘルスコーチ
長野県飯田市の心理相談室を拠点に近隣などへの訪問や、全世界でのオンラインでも、人生の苦楽を共にしながら、本当に望む幸せな人生創りをサポートさせていただいております。
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