瞑想に対して、なんとなくあやしいイメージを持っていると言う方が少なからずいらっしゃいます。かつての私もそうでした。

 

最古の仏典に書かれている瞑想を指すパーリ語は、バーヴァナーと言って、作物を育てると言う意味です。チベット語の瞑想はゴムと言い、習慣づけるという意味があります。

瞑想は、日常生活に根付いた心のエクササイズに過ぎないのです。

 

感情の起伏が激しくて生きづらさを抱えていた私がこの心身で体験し、瞑想イコールあやしいという固定概念が一変しました。

 

瞑想は、スポーツと同じようなものです。かつて陸上部だった私は、トレーニングを重ねるうちに、顕著にタイムが縮まったり、持久力や自信が高まった経験があります。

 

瞑想は、心をトレーニングして心の能力を伸ばしてくれます。心が以前より穏やかになったり、集中力が高まったり、柔軟性が出てきたりします。

 

瞑想はスポーツのように、心身の健康維持や促進に役立ちます。生命力が増して元気になったり、ストレスが解消されてスッキリしたり、前向きな気持ちになり、喜びや感謝の気持ちも増してきます。

 

スポーツと違うのは、瞑想はハードな練習はしなくていいことです。やさしい心のトレーニングなのです。

あるがままでいる時の心でいるだけでいいのです。実は私たちは、それがどんなものかわかっていて、たまに経験するだけに留まっていたり、忘れてしまっているだけなのです。

 

瞑想を習慣化すると、もともと備わっている心の穏やかさを、瞑想していない時でも保てるようになります。

穏やかな状態は、心の標準モードなのです。瞑想は、通常モードではない乱れている心を基本設定に戻してくれるのです。

 

瞑想の習慣化で、穏やかな心に回帰しますように。

投稿者プロフィール

渡辺 恭代
渡辺 恭代くれたけ心理相談室【南信州支部飯田ルーム】心理カウンセラー・メンタルヘルスコーチ
長野県飯田市の心理相談室を拠点に近隣などへの訪問や、全世界でのオンラインでも、人生の苦楽を共にしながら、本当に望む幸せな人生創りをサポートさせていただいております。
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