hspで特定の音に敏感で心が乱れるという方々がご相談にいらっしゃいます。私も以前はその傾向が強かったように感じます。今も時々はありますが、自分なりの対処法を身につけ、さほどストレスに感じなくなりました。

誰かのため息や咀嚼音、舌打ちや貧乏ゆすりの音、ものを置いたりドアを閉めたりする音、キーボードを叩く音や書類をめくる音など、家庭、学校、職場などでたまらなく不快に感じる音がある方がいます。テレビやYouTubeといった動画の音、誰かが話す声や楽器の音などが煩わしく感じる人もいらっしゃます。

可能であれば耳栓をしたりイヤホンで音楽を聴いたり、お手洗いやコンビニに行くなどその場を一時的に離れることも自分を守ることになります。その音を発している相手に対して、自分はその音に敏感であることをアサーティブに伝えることで相手が協力的になってくれることもあります。

いずれも難しいような状況の時は、なぜ自分はそこまでその音を嫌っているのか深掘りしてみると、自己理解ひいては他者理解を促進します。周囲の音にも影響を受けやすいhspだからこそ、自分軸を確立していく事がとても大切だと感じます。自己理解は自分自身と向き合い、自分は何を大事にしているのか考えることから始まります。自身の価値観を明確にすることが、自分軸を保つことにつながります。

不快な状況はそれほど継続できるものではないと感じます。遅かれ早かれ心身に不調がでたり人間関係で支障が出たり、その状況を続けられなくなる状況がくると思います。「自分は適応できない」「やっぱり自分はダメだ」などと自分を責めるのではなく、どうしたらご自分が快適でいられるか、心穏やかでいられるか一緒に考えていきませんか。

投稿者プロフィール

渡辺 恭代
渡辺 恭代くれたけ心理相談室【南信州支部飯田ルーム】心理カウンセラー・メンタルヘルスコーチ
長野県飯田市の心理相談室を拠点に近隣などへの訪問や、全世界でのオンラインでも、人生の苦楽を共にしながら、本当に望む幸せな人生創りをサポートさせていただいております。
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