一滴の水が入っただけで、水面には波紋が広がりますね。

古今東西、人の心はさまざまな出来事によって揺れ動きやすい性質を捉え、先人は諭してくださったのでしょう。

 

宋代の『朱子語類』に「聖人の心は明鏡止水の如し」とあります。

 

「明鏡止水(めいきょうしすい)」は、心に邪念がなく、明るく澄みきって落ち着いていることを指しています。

「明鏡」は一点の曇りもない鏡のことで、「止水」は静止していて穏やかな水のことです。

 

心がスッキリしないと、何をやってもやらなくても、なんとなく元気がなくなって、思考は堂々巡り、言動も空回りしてしまいがちです。

 

くもった鏡も磨けば、またよく見えるようになりますね。激流も静まれば、穏やかな流れに戻ります。

同じように、私たちも自分の心をクリアな状態になるべく保ちながら、穏やかな気持ちでいきたいものですね。

投稿者プロフィール

渡辺 恭代
渡辺 恭代くれたけ心理相談室【南信州支部飯田ルーム】心理カウンセラー・メンタルヘルスコーチ
長野県飯田市の心理相談室を拠点に近隣などへの訪問や、全世界でのオンラインでも、人生の苦楽を共にしながら、本当に望む幸せな人生創りをサポートさせていただいております。
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