怒りの原因

「腹が立つのは家族のせい」 
「あんなことがあるからムカつく」
「イラつくのはパートナーのせい」

などと怒りの原因を、誰かや出来事、環境など自分以外の何かにしてしまうことが少なからずありますね。そしてその対象を、無理矢理変えようとするから、余計にイライラして苦しくなってしまうのです。

人は変えられません。人を変えようと四苦八苦するぐらいなら、自分から変わった方が楽です。自分が穏やかに変われば、相手も環境も、起こる出来事も平和に変わってきます。

怒りの本当の原因は、自分の中の「"普通"〜"べき"」という既成概念なのですよ。

自身の中の"普通"が通用しない時、理想や期待が裏切られたと感じる時、怒りは起こります。「"普通"〜す"べき"、〜である"べき"」は、譲れない信条や自分は普通だと思ってる価値観です。自分では"普通"だと思っていることが、誰かにとっては全然普通ではないと言うこともありますね。逆もまた然りです。

"普通"とかこうある"べき"だと言う基準は、人によってそれぞれです。すり合わせるには、落ち着いて具体的に語り合うことです。

"怒り"を減らす取り組みを

あるものごとについて、自分の中の"普通"の許容範囲が広々していると心は穏やかです。狭いと、ことあるごとにイライラすることが多くなってしまいます。

怒りを感じていいんです。怒りを感じることは、喜怒哀楽がある私たちにとってごく自然なことです。

怒りをため込んでいると、あることをきっかけに爆発してしまう原因になりがちです。日頃から自分は何をどうして欲しいのかを、落ち着いて伝えられるコミュニケーション力を身につけておくことは大切です。

関係がこじれてしまい、修復を望んでいるのでしたら、どうすれば相手と暖かな絆を育んでいけるかということを前提に、より具体的な文章例を、語り合いの前にあらかじめ準備しておくことも良いでしょう。

「普通。ちゃんと。しっかり。もっと.....」といった曖昧な言葉は、お互いに混乱を招く原因になることもあります。より具体的に、自分の希望を冷静に伝えられるようにしておくことは、怒りで後悔しないことに役立ちます。

投稿者プロフィール

渡辺 恭代
渡辺 恭代くれたけ心理相談室【南信州支部飯田ルーム】心理カウンセラー・メンタルヘルスコーチ
長野県飯田市の心理相談室を拠点に近隣などへの訪問や、全世界でのオンラインでも、人生の苦楽を共にしながら、本当に望む幸せな人生創りをサポートさせていただいております。
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