『心はどこへ消えた？』を読んで

そもそも"心"って、どこにあるんでしょう？

物理的には心臓にも脳にもないという説もあるんです。

"ハートチャクラ"というヨガや瞑想をやる方ならよくご存知のエネルギーセンターなのかもしれないですね。

 

心の専門家である東畑開人(とうはたかいと)氏は
著者でこう語られています。「心は具体的で、個別的で、カラフルなエピソードに宿る」と。(『心はどこへ消えた？』 文藝春秋)

私自身の波瀾万丈な人生経験やご相談者様の赤裸々なリアルからも、誰かの"心"と交わったり、対象のものと触れ合った時に、"心"は「喜怒哀楽」を体感するのではないかと思います。

つまり"心"を感じるには、自分以外の誰かや何ものかが必要なのかもしれないと。

人間の悩みの多くは"人間関係"だといわれるゆえんなのでしょう。

人に傷つけられもすれば、人に傷を癒されもしますね。

尊い存在である私たち人間の本質に気づけた時に、心のわだかまりも解消され、起伏が激しい感情も落ち着いていくのではないかと痛感します。