「見猿聞か猿言わ猿」の哲学：「元気な入間　ふれあい茶ん歩道」③

「見猿聞か猿言わ猿
（みざるきかざるいわざる）」を

観れるスポットが、埼玉県入間市の
「元気な入間　ふれあい茶ん歩道」
にもあってビックリしました。

入間市指定文化財の「野田山王塚石造物群
（のださんのうづかせきぞうぶつぐん）」にも彫られているのです。

 

いわゆる"三猿"は、孔子の『論語』からきているとも言われています。

「礼にあらざれば見るなかれ、
礼にあらざれば聴くなかれ、
礼にあらざれば言うなかれ、
礼にあらざれば行うなかれ」という一節です。

 

"仁"とは心にある想いやりで、
"礼"とはその想いやりが外に現れたものです。

仁（想いやりの真心）と礼（礼節ある振る舞い）は密着したものですから、

想いやりの気持ちは、自然と礼儀ふるまいに出るものですよね。

理解できない誰かの言動に、

心がモヤモヤしてきたり、
ムカムカ腹が立ってきたりし、

コミュニケーションや人間関係で行き詰まりそうになったら、
相手を想いやる気持ちを保っていたいものですね。

 

自分の心や振る舞いが変われば、
悩ましいお相手も状況や環境さえも変化していきますので、
引き続き共々に人間革命の過程をたのしんでまいりましょう。

 

『論語』において説かれている
人として大切なことである"仁"と"礼"、

そして日本の"三猿"という人生哲学を胸に。